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国際地質科学連合

作成日:2024/8/19

国際地質科学連合

国際地質科学連合(こくさいちしつかがかくれんごう)   略称:IUGS
  英語:International Union of Geological Sciences

国際地質科学連合は、 地質学の分野における国際協力を目的として設立された非政府科学機関(非政府組織)である。

国際地球観測年の成功を受けて、 西暦1961年の3月に設立された。 現在、117か国の団体により組織されており、 国際科学会議の参加メンバーでもある。 特に世界的に重要度の高い地質学の問題についての研究を中心に奨励、 促進しており、 その他にも地球科学における国際的かつ学際的な連携をサポートしている。

国際地質科学連合の事務局は現在、 ノルウェーのトロンハイムにあるノルウェー地質調査所 (Norwegian Geological Survey; NGU) におかれている。

西暦2005年12月22日、 国際連合により設定された国際惑星地球年(International Year of Planet Earth、2008年)における活動に貢献している。 また、4年ごとに開催される万国地質学会議の後援もしている。 国際連合教育科学文化機関の主催する地質科学国際研究計画(International Geoscience Programme)とジオパークネットワークにおける共同パートナーでもある。

成立60年の記念として、 第一回の100カ所のIUGS地質遺産(The First 100 IUGS Geological Heritage Sites)が選定された。

国際地質科学連合の出版物の発行、配布は、ロンドン地質学会が監督しており、 4年ごとに発行される雑誌 Episodes の製作、 配布は、中華人民共和国国土資源部が担当している。
国際層序委員会

国際層序委員会

国際層序委員会(こくさいそうじょいいんかい)   略称;ICS
  英語: International Commission on Stratigraphy

国際層序委員会(ICS)は、 地球規模の層序学・地質学・編年問題を扱う派生団体あるいは主要な小委員会クラスの科学に関する派生組織である。

国際層序委員会(ICS)は、 国際地質科学連合(IUGS)最大の下部組織である。 国際層序委員会(ICS)は基本的に恒久的な作業小委員会で、 IUGSが計画する代表会や全体会として集まる4年に1回の会合よりはるかに多く定期的に集まっている。

西暦1974年に始まったプロジェクトの主な目的の一つは、 化石に記録された国際標準模式層断面及び地点と呼ばれる厳格で正確な地層基準のある基準により地域ごとに古生物学的・地球生物学的類似を取り除く学際的な基準と地球規模の地質時代を設定することにある。
例えば「核となるサンプル部分や近付きやすい風雨にさらされた地層の時点で岩に刻まれた記録」の部分であり、
核となるサンプルが長い部分に「整理されると」、 長さを計量する「部分」とも呼ばれる。