白鳳時代(はくほうじだい)
寺社の縁起や地方の地誌や歴史書等に多数散見される私年号(逸年号とも。『日本書紀』に現れない元号をいう)の一つである。
通説では白雉(650年 - 654年)の別称、美称であるとされている(
坂本太郎等の説)。
『二中歴』等では661年 - 683年。また、中世以降の寺社縁起等では672年 - 685年の期間を指すものもある。
なお、『
続日本紀』神亀元年冬十月条(724年)に聖武天皇の詔として「白鳳より以来、朱雀以前、年代玄遠にして、尋問明め難し」といった記事がみられる。