盗掘されて古物市場に流出していた竹簡を、
実業家の趙偉国が買い戻して、
西暦2008年に母校である清華大学に寄贈した。
鑑定によれば戦国時代中期から晩期の楚の竹簡である。
調査結果は、 西暦2010年以降、 李学勤主編『清華大学蔵戦国竹簡』として順次刊行されている。
清華簡は、
先秦の竹簡としては量が非常に多いことと、
ほかの竹簡に見られない内容を含むことを特徴とする。
特に、戦国時代当時の『書経』の篇と思われるものを多数含んでいる。
また、
『竹書紀年』に似た編年体の史書「繋年」、
九九の表を拡大したような数学書「算表」などがある。
鉤括弧つきは篇題が竹簡に書かれているもの。
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