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グレート・ブリテン及び北部アイルランド連合王国(通称:イギリス)

作成日:2022/2/6
グレート・ブリテン及び
北部アイルランド連合王国
通称:イギリス
公用語 英語
首都 ロンドン(事実上)
国家元首 国王
首相
面積 244,820km2
面積順位 76位
人口 6643万5600人
人口順位 22位
人口密度 271人/km2
西暦2018年
GDP(MER) 2兆8333億100万ドル
1人あたり 4万2416ドル
西暦2019年
独立
 
グレートブリテン及び北アイルランド連合王国(英語: United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)、 通称イギリスは、 ヨーロッパ大陸北西岸に位置し、 グレートブリテン島、 アイルランド島北東部その他多くの島々からなる立憲君主制国家。 首都はロンドン。

英語圏ではUnited Kingdom、 頭文字を取ってU.K.、 UKと略称される。 日本語における通称ならび俗称の一例としてイギリス、英国(えいこく) がある。

イングランドウェールズスコットランド北アイルランドという歴史的経緯に基づく4つのカントリー(「国」)が、 同君連合型の単一主権国家を形成している。 また、2020年1月31日まで欧州連合(略称:EU)に属していたが離脱した。 イギリスは国際連合安全保障理事会常任理事国であり、 G7・G20に参加する先進国である。 また、経済協力開発機構、北大西洋条約機構、欧州評議会の原加盟国である。

アイルランドとは北アイルランドと国境を接しており、 スペインとはジブラルタルで国境を接している。

地図

国旗

イギリス.svg

イングランド

イングランド  英語:England

イングランドは、 グレートブリテン及び北アイルランド連合王国(イギリス)を構成する4つの「構成国(country)」のひとつである。 人口は連合王国の83%以上、 面積はグレートブリテン島の南部の約3分の2を占める。 北方はスコットランドと、 西方はウェールズと接する。 北海、アイリッシュ海、大西洋、イギリス海峡に面している。

イングランドの名は、 ドイツ北部アンゲルン半島出身のゲルマン人の一支族で、 ブリテン島南部にサクソン人と共に来航し定住した「アングル人の土地」を意味する「Engla-land」に由来する。 イングランドは、 ウェールズとともにかつてのイングランド王国を構成していた。

日本においては「イングランド」または「イングランドおよびウェールズ」を指して、 しばしば「イギリス」または「英国」という呼び方が用いられることがあり、 このうち「英国」と言う場合は連合王国全体ではなく狭義に「イングランド」を指す意味で使用される場合がある(そもそも、日本の慣用である「イギリス」自体がイングランドのポルトガル語読みに由来する)。

日本語に限らず、 様々な言語で文脈によってはイングランドを連合王国全体を指して用いることがあるが、 これはイングランド以外の実情を考慮していないものであり、 ポリティカル・コレクトネスに則していないといえる。 従って、 イングランド外(特にスコットランド)の出身者に対して「English(イングランド人)」という呼称を用いる事は間違いであり、 民族感情的な反感を生む場合もあるので注意を要する。

ウェールズ

ウェールズ  英語:En-us-Wales.ogg Wales  ウェールズ語:Cymru(カムリ)

ウェールズは、 グレートブリテン及び北アイルランド連合王国(イギリス)を構成する4つの「構成国(country)」のひとつである。 ウェールズはグレートブリテン島の南西に位置し、 南にブリストル海峡、 東にイングランド、 西と北にはアイリッシュ海が存在する。

かつて、石炭を代表とする豊富な地下資源を産出し、 イギリスの産業革命を支えた歴史をもつ。

スコットランド

スコットランド  英語:Scotland  スコットランド語: Scotland  スコットランド・ゲール語:Alba

スコットランドは、 グレートブリテン及び北アイルランド連合王国(イギリス)を構成する4つの「構成国(country)」のひとつである。 スコットランド本土は、 グレートブリテン島の北3分の1を占め、 南東にイングランドとの国境を持ち、 北と西に大西洋、 北東に北海、 南をアイリッシュ海に囲まれている。 また、スコットランドには790以上の島々があり、 主に北部諸島とヘブリディーズ諸島の群島を中心にしている。

843年に成立し1707年5月1日にグレートブリテン王国の一部となった、 ヨーロッパ中世初期に独立した主権国家としてのスコットランド (スコットランド王国) に由来するスコットランド政府が管轄する地域。

特有の様々な衣装、称号、その他の象徴が存続しているだけでなく、 法制度も独立していて公法・私法ともに管轄権を有する。 法律、教育、宗教、その他の機関が他のカンパニーと異なる形で存在し続け、 独自の文化と国民性を継続させた。

1999年、スコットランド議会が再設置(議員129名の一院制)され、 国内政策の多くの分野で権限を持っている。 首長は首相で、 副首相も置かれる。 英国議会には「スコットランド」として59人の国会議員を擁し、 英国・アイルランド評議会のメンバーとして、 スコットランド議会の5人の議員を派遣している。

教育、社会サービス、道路、交通などの事項をカバーする限定的な自治権は、 スコットランド政府から32の行政区画または地方自治体(スコットランド特有の「カウンシルエリア(council area)」[11])に委譲されている。 人口ではグラスゴー市が、 面積ではハイランド州が最大である。

北アイルランド

北アイルランド  英語:Northern Ireland  アイルランド語:Tuaisceart Eireann
         アルスター・スコットランド語: Norlin Airlann

北アイルランドは、 グレートブリテン及び北アイルランド連合王国(イギリス)の一部であり、 カントリー、州、領土、地域と様々に表現される。

北アイルランドは、アイルランド島の北東部に位置し、 南と西にアイルランド共和国と国境を接している。 2021年の人口は1,903,175人で、 アイルランド島の人口の約27%、 英国の人口の約3%を占めている。

1998年に制定された北アイルランド法により設立された北アイルランド議会(所在地にちなんでストームントと呼ばれている)は、 様々な権限のある政策を担当しているが、 それ以外の分野はイギリス政府が担当している。 北アイルランドは、 いくつかの分野でアイルランド共和国と協力している。