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日本原水爆被害者団体協議会

作成日:2024/12/5

日本原水爆被害者団体協議会 / 日本被団協 / 被団協

日本原水爆被害者団体協議会、 略称 日本被団協または被団協は、 西暦1956年に結成された日本の原爆被爆者の全国組織。 本部は東京都港区芝大門1丁目。

西暦1954年のアメリカ合衆国によるビキニ環礁での水爆実験(ブラボー実験)を機に広がった原水爆禁止運動の中で、 西暦1956年に被爆者の全国組織として長崎で結成された。 各都道府県でも被団協が結成され、 核兵器の廃絶や被爆者の救済を訴える活動を続けている。 西暦2024年にノーベル平和賞を受賞した。

日米安全保障条約の改定問題(安保問題)、 ソビエト連邦の核実験再開、 中華人民共和国の核実験、 部分的核実験禁止条約の評価をめぐり、 日本の原水爆禁止運動は3団体に分裂した(原水協、原水禁、核禁会議)。 被団協内部でも対立が発生し、 広島県被団協も同名の2団体に分裂したが、 被団協理事会は「いかなる原水禁団体にも加盟しない」と決定し、 加盟していた原水協からも脱退した。