鬼界カルデラ(きかいカルデラ)
鹿児島県・薩摩半島の南約50キロメートルの東シナ海に位置する海底火山のカルデラ。
東西に約20キロメートル、南北に約17キロメートルにわたって広がり、
外輪山の一部が竹島と硫黄島に当たる。
紀元前5300年に巨大噴火を起こし、
火砕流が九州南部の縄文文化を消失させたとされている。
この噴火は、最も新しいカルデラ噴火で、 この1万年で世界最大規模の噴火である。
その後、大きな火山活動は観測されていなかったものの、
西暦2018年2月9日、神戸大学海洋底探査センターが、
直径10キロメートル、高さ600メートル、体積32立方キロメートルを超える世界最大級の溶岩ドームを確認したと発表。
巨大カルデラ噴火を起こす可能性があると予想されている。