ラミダス猿人
西暦1994年、アメリカのカリフォルニア大学バークリー校、
日本の
諏訪元などがアフリカのエチオピア・アワシュ川中流で発見した、
約450万年前の猿人の一種。
西暦1990年代にはこれが最古の化石人類とされていたが、
西暦2000年代に入り、
さらにさかのぼる化石人類の発見が相次いでいる。
ラミダスとは、現地の言葉で「根(ルーツ)」を意味するという。
学名はアルディピテクス=ラミダス。
発掘された歯などから犬歯が退化した(ということは明らかにサルとは違う)ヒトの化石であると判明した。
この化石は西暦1994年の英国の科学誌『ネイチャー』に発表され、
当時として最古のアウストラロピテクスに先行する化石人類と認定された。
ただし腰骨や脚の骨が未報告であるので直立二足歩行には疑問もあるとされている。