小窓
小窓集(コンピューターソフトウェア)

作成日:2023/12/7

アルファベット順で記載する。

API(Application Programming Interface)

API(Application Programming Interface)

APIとは、 あるコンピュータプログラム(ソフトウェア)の機能や管理するデータなどを、 外部の他のプログラムから呼び出して利用するための手順やデータ形式などを定めた規約のこと。

個々のソフトウェアの開発者が毎回すべての機能をゼロから開発するのは困難で無駄なため、 多くのソフトウェアが共通して利用する機能は、 OSやミドルウェアなどの形でまとめて提供されている。

そのような汎用的な機能を呼び出して利用するための手続きを定めたものがAPIで、 個々の開発者はAPIに従って機能を呼び出す短いコードを記述するだけで、 自分で一から処理内容を記述しなくてもその機能を利用したソフトウェアを作成することができる。

広義には、 プログラミング言語の提供する機能や言語処理系に付属する標準ライブラリの持つ機能を呼び出すための規約などを含む場合もある(Java APIなど)。

また、APIを経由して機能を呼び出す形でプログラムを構成することにより、 同じAPIが実装されていれば別のソフトウェア上でそのまま動作させることができるのも大きな利点である。 実際、多くのOS製品などでは同じ製品の旧版で提供していたAPIを引き継いで新しいAPIを追加するという形で機能を拡張しており、 旧バージョン向けに開発されたソフトウェアをそのまま動作させることができる。

FEP(Front-End Processor)

FEP(Front-End Processor) フロントエンドプロセッサ

FEPとは、 コンピュータシステムにおいてメインとなるデータ処理の前に、 補助的な前処理を行う装置やソフトウェア、 システムなどのこと。主装置の負荷を軽減するために設置される。

もとはメインフレーム(大型汎用機)の用語で、 ネットワークや周辺機器との通信などを担う補助的なコンピュータ(や内部の追加的な装置)のことを、 データの前処理を担当するという意味でFEPという。

日本語入力FEP
西暦1980年代に、 日本でMS-DOSパソコン向けの日本語入力ソフトが開発されると、 アプリケーションソフトにとってキーボードからの入力を日本語文字に変換する前処理を行うという意味合いで「日本語入力FEP」と呼ばれるようになり、 略して単にFEPと呼ぶのが一般的となった。

一方、 アップル(Apple)社はMac OSにおける日本語入力ソフトのことを「IM」(Input Method)と呼び、 マイクロソフト(Microsoft)社はWindows向けの自社の日本語入力ソフトを「Microsoft IME」(Input Method Editor)と命名したことから、 現在では日本語入力ソフト(世界的には日本語以外の文字種の変換ソフト全般を含む)の一般名詞としてIMもしくはIME(あるいはカタカナでインプットメソッド)を用いるのが一般的となっている。

英語圏ではFEP(一語)にはメインフレームの前処理装置の意味しかない。

cmd.exe(Command Prompt)

cmd.exeCommand Promptコマンド プロンプト

「cmd.exe」はOS/2やNT系Windows、Windows CEに搭載されているコマンドラインインタプリタである。
英語版のショートカットには「Command Prompt」、 日本語版のショートカットには「コマンド プロンプト」という名称が付けられている。
MS-DOSからWindows 9xに渡って用いられたCOMMAND.COM(およびDOSプロンプト)と類似の機能を持つ。
Win32コンソールAPIを利用して実装されている。

64ビット版Windowsでは、 64ビットのcmd.exeと、 WOW64で実行される32ビットのcmd.exeがインストールされている。
Windows 9x系のDOSプロンプトがMS-DOS仮想マシン上で動く16bitプログラムなのに対して、 cmd.exeは32bitもしくは64bitで動作するコンソールプログラムである。

cmd.exeはCOMMAND.COMと比べ、 相当に機能向上が図られている。
一旦はエスケープシーケンスの機能が削られたが、 Windows 10 1607で復活し、 VT100互換のエスケープシーケンスが使用できるようになった。

command.com

command.com

command.com(コマンド・コム)は、MS-DOS/PC DOS及び互換DOS、 およびWindows 95、Windows 98、Windows 98SE、 Windows MEにおける標準のコマンドラインインタプリタ(コマンドシェル)である。

MSDOS.SYS(PC DOSでは IBMDOS.COM)が CONFIG.SYS の記述「SHELL=」を元に起動する最初のプロセス(ルートプロセス)であり、 AUTOEXEC.BATを実行してシステムをセットアップした後、 全てのプロセスの祖先となる役割がある。

Windows 9x系では「DOSプロンプト」という名前(「プロンプト」とは「C:\>」のようなユーザーに入力を促すメッセージのこと)でMS-DOS互換環境のシェルとして起動された。 COMMAND.COM は16bitアプリであるが、 そこから32ビット Windows アプリケーションの起動もできた。 OS/2とWindows NT系ではcmd.exeにその役割を譲ったが、 32ビット版のWindows NTでは互換性のためにCOMMAND.COMも付属しており、 IA-32の仮想DOSマシンで利用可能である。 64ビット版では16ビットアプリのサポートを終えたため削除された。

最も初期のCOMMAND.COMはわずか4KBほどであった。

COMMAND.COMというファイル名は、 旧東ドイツのロボトロンによるMS-DOSの派生物であるDisk Control Program(ドイツ語版)(DCP)でも使用されていた[2]。

FreeDOSにおける互換性のあるコマンドプロセッサは、FreeComと呼ばれる。

COMMAND.COMはDOSプログラムである。 COMMAND.COMから起動されたプログラムは、 DOS API を使用してディスクオペレーティングシステムと通信するDOSプログラムである。

UNIXのシェル sh の .コマンドのようにカレントプロセスで実行されるため環境変数の変更などが可能である。 またMS-DOS 5でCALLという内部コマンドが実装される以前は、 バッチ中から別のバッチを実行すると戻る方法が基本的にはなく、 COMMAND.COMを明示的に再帰的に起動して、 そのCOMMAND.COMに子バッチを実行させる必要があった。

IME(Input Method Editor)

IME(Input Method Editor)

IMEとは、 コンピュータの文字入力支援ソフトウェアの一つで、 キーボードから直接入力できない文字や記号を入力するためのシステム。 主に非アルファベット圏の国や地域で、 各言語に特有の文字を入力するために利用されるもので、 日本では主に日本語の文字(ひらがな、カタカナ、漢字)を入力するために用いられるため、 「日本語入力システム」「かな漢字変換ソフト」などとも呼ばれる。

日本語など文字数の多い言語ではキーボードのキーと文字を一対一に対応づけることができないため、 読みをローマ字入力やかなキー入力して候補を表示し、 その中から入力したい文字を選ぶといった入力方法が用いられる。 絵文字や顔文字の入力・変換機能を持っているものもある。

IMEはコンピュータへの導入時にオペレーティングシステム(OS)に登録され、 システムに常駐して他のソフトウェアから呼び出す形で使用される。 どのソフトウェアからも同じIMEを起動して文字入力欄に文字や記号を入力することができる。

入力をより効率化するために、 以前に入力した候補を優先的に表示したり(学習機能)、 読みをすべて入力し終わる前に後に続く文字を統計的に予測して先回りして候補を提示(予測変換)したりといった機能が実装されるようになってきている。

スマートフォンやタブレット端末などのタッチ操作の機器では、 標準では文字入力にキーボードを使わないため、 IMEが文字の入力盤(スクリーンキーボード)を表示し、 利用者がこれを操作して入力する。 日本語の場合はひらがなの入力盤を操作して読みを入力するのが一般的である。