command.com
command.com(コマンド・コム)は、MS-DOS/PC DOS及び互換DOS、
およびWindows 95、Windows 98、Windows 98SE、
Windows MEにおける標準のコマンドラインインタプリタ(コマンドシェル)である。
MSDOS.SYS(PC DOSでは IBMDOS.COM)が CONFIG.SYS の記述「SHELL=」を元に起動する最初のプロセス(ルートプロセス)であり、
AUTOEXEC.BATを実行してシステムをセットアップした後、
全てのプロセスの祖先となる役割がある。
Windows 9x系では「DOSプロンプト」という名前(「プロンプト」とは「C:\>」のようなユーザーに入力を促すメッセージのこと)でMS-DOS互換環境のシェルとして起動された。
COMMAND.COM は16bitアプリであるが、
そこから32ビット Windows アプリケーションの起動もできた。
OS/2とWindows NT系ではcmd.exeにその役割を譲ったが、
32ビット版のWindows NTでは互換性のためにCOMMAND.COMも付属しており、
IA-32の仮想DOSマシンで利用可能である。
64ビット版では16ビットアプリのサポートを終えたため削除された。
最も初期のCOMMAND.COMはわずか4KBほどであった。
COMMAND.COMというファイル名は、
旧東ドイツのロボトロンによるMS-DOSの派生物であるDisk Control Program(ドイツ語版)(DCP)でも使用されていた[2]。
FreeDOSにおける互換性のあるコマンドプロセッサは、FreeComと呼ばれる。
COMMAND.COMはDOSプログラムである。
COMMAND.COMから起動されたプログラムは、
DOS
API を使用してディスクオペレーティングシステムと通信するDOSプログラムである。
UNIXのシェル sh の .コマンドのようにカレントプロセスで実行されるため環境変数の変更などが可能である。
またMS-DOS 5でCALLという内部コマンドが実装される以前は、
バッチ中から別のバッチを実行すると戻る方法が基本的にはなく、
COMMAND.COMを明示的に再帰的に起動して、
そのCOMMAND.COMに子バッチを実行させる必要があった。