(ヘッダ部) | |
ADO |
ADO(ActiveX Data Objects)エー・ディー・オー 関連項目 ⇒ DAO
ADOとは、
Windows上で動作するソフトウェアから統一的な方法でデータベースを操作、
参照するためのソフトウェア部品のパッケージ。
また、その機能を利用するための呼び出し規約(API)の体系。 Microsoft社が仕様を策定し、主要なソフトウェアを提供している。 OLE DB仕様に基いて開発されたデータアクセスのためのソフトウェア部品(OLE DBプロバイダ)をActiveXコントロールとして利用できるようにしたもので、 様々なソフトウェアやプログラミング言語から共通の方法で簡単にデータベースにアクセスすることができる。 Microsoft社をはじめ各社の主要なリレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)製品が提供しているOLE DBプロバイダを利用できるほか、表計算ソフトのワークシートやCSVファイルなどを含む様々な形式のデータに同じ手順でアクセスすることができる。Microsoft .NET環境(.NET Framework)では後継となるADO.NETを利用する。 |
BOM |
BOM(byte order mark)/ バイトオーダーマーク
Unicodeで記述された文書の冒頭に記載される短い符号で、
使用されている文字符号化方式(文字エンコーディング)の種類や、
そのバイト順(エンディアン)を指定するためのもの。
文書がUnicode文字列であることを示したり、
一文字を複数バイトで表す際のバイト列の並び順(上位側が先か下位側が先か)を規定する。
符号化方式によって2~4バイトのバイト列が決められており、
BOMを記述しないよう規定された符号化方式もある。
UnicodeにはUTF-8やUTF-16など複数の符号化方式が規定されており、 同じ文字でも符号化方式が異なれば違うバイト列で表現される。 また、 例えば同じUTF-16でも、 機種や処理系の違いによって、 ある文字を表すバイト列を上位バイトが先頭側になるように並べる(ビッグエンディアン)か、 下位バイトが先頭側になるように並べる(リトルエンディアン)かという表現形式の違いがある。 UTF-8では16進数で先頭から順に(以下同)「EF BB BF」がBOMだが、 これを記述しないUTF-8Nが用いられる場合もある。 UTF-16ではビッグエンディアンの場合は「FE FF」、 リトルエンディアンの場合は「FF FE」と記述する。 符号化方式の指定にバイト順の指定も含める「UTF-16BE」(Big Endian)や「UTF-16LE」(Little Endian)の場合はBOMは記載しない。 UTF-32ではビッグエンディアンの場合は「00 00 FE FF」、 リトルエンディアンの場合は「FF FE 00 00」がBOMとなる。 UTF-16の場合と同じように、 UTF-32BEやUTF-32LEを直接指定する場合はBOMは記載しない。 |
DAO |
DAO(Data Access Object / Data Access Objects) 関連項目 ⇒ ADO
DAOとは、
オブジェクト指向プログラミングでよく用いられる典型的なオブジェクトの設計パターン(デザインパターン)の一つで、
データベースなどに保存しておくためのシステムや仕組みに対する操作を実装したオブジェクトのこと。
DAOはプログラムからデータベースシステム(DBMS)などデータの永続化機構に対するデータの保存、 読み出し、修正、削除などを行うための抽象的なインターフェースを提供し、 データベース側の詳細な実装や利用方法の違いなどを隠蔽する。 プログラム中のデータアクセスに関わる部分をDAOとしてビジネスロジックなどから分離することにより、 DAO以外の部分がデータベースの変更や修正の影響を受けないようにすることができる。 MicrosoftのDAO(Data Access Objects)とは、 ソフトウェアからデータベースに接続してデータの読み書きなどの操作を行うためのプログラム部品およびその呼び出し規約(API)の一つである。 マイクロソフト(Microsoft)社が提供していたもので、同社のデータベースソフト「Microsoft Access」およびその中枢部である「Jetデータベースエンジン」での利用に最適化されている。ソフトウェア開発者はDAOを呼び出して処理を依頼することにより、簡潔なコードでデータベースへのアクセスを実現することができる。 DAOそのものは同社が無償で提供しており、オフィスソフトの「Microsoft Office」シリーズやソフトウェア開発環境の「Visual Studio」シリーズに同梱された。1999年に発行されたDAO 3.6で開発が終了し、以降はADOなど同種の機能を提供する後継のソフトウェアやAPIを利用することが推奨されている。 |
DLL |
DLL(Dynamic Link Library)ダイナミックリンクライブラリ [Windows]
DLLファイルとは、
Windowsのプログラムファイルの種類の一つで、
様々なプログラムから利用される汎用性の高い機能を収録した、
部品化されたプログラムのこと。
標準のファイル拡張子は「.dll」。
DLLファイルはそれ自体は単体で実行することはできず、
実行可能ファイル(EXEファイルなど)が起動する際に自動的に連結されてメモリ上に展開される。
多くのプログラムが共通して必要とする機能が収められており、
様々なプログラムの一部として取り込まれて実行される。
DLLファイルには、
Windows開発元の米マイクロソフト(Microsoft)社がWindows自体や同社製ソフトウェアの一部として提供しているものと、
同社以外の開発者が作成して販売あるいは配布しているものがある。
Windows対応ソフトウェアの開発者にとっては、
DLLファイルとして提供されている機能は自ら開発せずに済むため開発効率が高まる。
一般名としてのダイナミックリンクライブラリは、
(Windows以外にも様々なOSで)実行時に実行ファイルに連結されるライブラリファイルのことを指す。
多くのUNIX系OSでは.soファイルが、macOSでは.dylibファイルが該当する。
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IDE |
IDE(統合開発環境、Integrated Development Environment )とは、
アプリケーション開発に必要なさまざまな機能を一つにまとめたソフトウェア。
主な機能には、コードの記述や編集、
デバッグ、ビルドやデプロイなどがある。
IDEを利用することで、
開発者は一つの環境で効率的に開発を進めることができるようになる。
さらに、IDEはチーム内でのコミュニケーションや共有をサポートし、
開発者同士が協力しやすくなるといったメリットもある。
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Microsoft Visual Studio | ⇒ Visual Studio |
VBA |
VBA(Visual Basic for Applications)
VBAとは、
Microsoft Officeに含まれるアプリケーションソフトの拡張機能で、
利用者が簡易なプログラムを記述して実行することで複雑な処理の自動化などを行なうことができるもの。
また、
そのために用意されたプログラミング言語のことである。
Microsoft社のOfficeシリーズのソフトウェアの一部であるWordやExcel、Access、PowerPointなどで利用できる機能で、
同社のプログラミング言語および実行環境であるVisual Basicの簡易版を用いてプログラムを作成することができる。
これらのソフトウェアの動作の一部を変更したり、繰り返し行われる定型的な作業や複雑な処理を自動的に実行することができる。
VBA対応のアプリケーションには開発環境と実行環境の両方が組み込まれており、
記述したプログラムは機械語への変換などの作業を行わなくてもその場で即座に実行することできる。
作成したプログラムはファイルの一部としてデータと共に記録することができ、
別のコンピュータでそのファイルを開けば同じように実行することができる。
言語としての基本的な仕様は各アプリケーションで共通だが、 利用できる具体的な処理や操作などはアプリケーションによって異なるため、 Excel対応のVBAを「Excel VBA」、 Access対応のVBAを「Access VBA」などと呼び分けることもある。 |
Visual Studio |
Visual Studio(Microsoft Visual Studio)とは、
マイクロソフトが開発したIDE(統合開発環境)である。
Microsoft Azure や .NET Framework など、
マイクロソフト製品との親和性が高いことが特徴。
Visual Studio を導入することにより、
マイクロソフト製品を中心に構築された開発環境での効率的な開発が可能となる。
Visual Studio 2019における、対応プログラミング言語。
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イベント |
イベント(event)
イベント・ドリブン(event driven) イベント・ハンドラー(event handler) イベントとは、出来事や行事、事件の意味である。 Visual Studio において出来事や行事、事件は何かというと、 何らかのキーが押された、 マウスでクリックした、 あるいは、 他のアプリケーションがイベントを送信したなどが Visual Studio においてイベントと呼ばれている。 Visual Studio のプロジェクトは、 COBOLやFORTRAN、PL/IあるいはAssemblerのように、 先頭から順次処理を行い、 それを(通常は入力データの件数分)繰り返す処理ではなく、 外部で発生したイベントによって起動される。 このような形態のプロシージャをイベント・ドリブン型(イベント駆動型)プロシージャと呼んでいる。 このとき、 呼び出されるプロシージャをイベント・ハンドラー(イベント・プロシージャ)と呼ぶ。 イベント・ハンドラーと一致するシグネチャを持つ任意の有効なサブルーチンを使用できる。 ただし、関数はイベント ソースに値を返すことができないため、 イベント・ハンドラーとして使用することはできない。 Visual Studio では、 イベント・ハンドラーの標準的な名前付け規則は、 イベントの送信元、アンダースコア、およびイベントの名前の組み合わせを使用している。 たとえば、button1 という名前のボタンの Click イベントには、Sub button1_Click という名前が付けられる。 |
イベント・ドリブン | ⇒ イベント |
イベント・ハンドラー | ⇒ イベント |
エンディアン |
エンディアン(endianness)あるいはバイトオーダ(byte order)は、
コンピュータの記憶装置に複数バイト(多バイト)からなる数値を記憶する際の、
各バイトの順序についての規則。
記憶装置は通信路ともみなせるため、
通信で複数バイトを扱う際の、送る順序の規則でもある。
ビッグエンディアン、リトルエンディアン、ミドルエンディアンや日付表現のエンディアンがある。
コンピュータで扱う数値は、 1バイトで表現されるもの以外に、 2バイト、4バイト、8バイトなど複数バイト(多バイト)のものもある。 記憶装置を汎用化するため、 最小の1バイト単位でも扱えるように1バイト毎に番地(アドレス)が連続して割り振られている。 記憶装置への多バイト数値配置順序の規則(バイトオーダ、バイト順)も、 複数存在する。 TCP/IPでは、 複数バイトのデータはビッグエンディアンで取り扱うと規定(ネットワークバイトオーダー)されている。 Unicodeのように、 ファイルの先頭にエンディアンを指定する特殊な符号(BOM:バイトオーダーマーク)を書き込むよう規定しているフォーマットもある。 |
キャレット |
キャレット(^)/ 脱字符号 英語:caret
ここではダイアクリティカルマーク(発音区別符号)やサーカムフレックス(発音区別符号の一)については解説していない。 キャレット(^)とは、 「脱字符号」という意味の英単語(caret)で、 校正で脱字の挿入を指示する記号である。 コンピュータでは、 画面上に表示される文字の挿入位置を表すカーソルのことをこのように呼ぶ。 文字と文字の間で点滅する縦棒などで表されることが多い。 また、ASCIIの5E「^」(サーカムフレックス)や、 数学記号で論理積や外積を表す「∧」(ウェッジ)を、 字形の類似からキャレットと呼ぶこともある。 |
コンテキストメニュー |
コンテキストメニュー(context menu)とは、
コンピューターの操作画面において、
状況に応じて利用可能な操作メニューを表示する機能。
ウインドウズではマウスの右クリックで表示される。
Mac OSなど他のオペレーティングシステムでも同様の機能がある。
ショートカットメニュー(shortcut menu)や、 右クリックメニュー(right-click menu)ともいう。 |
ショートカットメニュー | |
統合開発環境 | ⇒ IDE |
バイエンディアン | ⇒ バイディアン |
バイトオーダー | ⇒ エンディアン |
バイトオーダーマーク | BOM |
ハッシュ記号 |
ハッシュ記号とシャープについて
「#」はハッシュ記号と呼び、キーボードでは「3」の位置にあり「Shift + 3」で入力する。 シャープという文字は半角では存在せず、全角で♯(シャープ)となる。 この例では比較しやすいように両者を全角で表示してみると、 ハッシュ記号とシャープは「#♯」となる。 また、 ハッシュ記号の半角と全角を並べて表示すると「##」となる。 |
ビッグエンディアン |
ビッグエンディアン、リトルエンディアンとバイエンディアン
数値の1番小さい桁1バイト分を、 1番大きいアドレスの記憶装置に配置し順に並べる規則をビッグエンディアンという。 それと対称的に、 数値の1番小さい桁1バイト分を、 1番小さいアドレスの記憶装置に配置し順に並べる規則をリトルエンディアンという。 ビッグエンディアンを採用しているコンピュータやCPUとしては、 IBMのメインフレーム(および互換機)、 モトローラのMC68000(および後継)、 サン・マイクロシステムズのSPARCなどがある。 リトルエンディアンを採用しているものとしては、 DECのVAX、インテルのx86、Appleシリコン、などがある。 エンディアンを切り替えられるバイエンディアン (bi-endian) のプロセッサとしては、 PowerPCなどがある。 なおARMアーキテクチャのコアは両モードをサポートするが、 デフォルトの設定としてはリトルエンディアンとしており、 ARM向けLinuxディストリビューションの大半はリトルエンディアンのみに対応している。 言語処理系などの仮想マシンの類では、 プラットフォームに応じエンディアンを使い分ける設計のものもあれば、 片方に寄せる設計のものもある。 例えば、Java仮想マシンはプラットフォームを問わずビッグエンディアンである。 |
日付表現のエンディアン | |
ビット |
ビットとは、
情報量の最小単位で、
0と1の二つの選択肢を持つ。
語源は「binary digit」と言われている。 情報をすべてビット列に置き換えて扱うことを「デジタル」(digial)という。 コンピュータの世界では、 このビットの集まりが数値を表したり、 文字を表したり、 コンピュータを制御する命令を表したりする。 10進数の場合は「0」から「9」の10種類の数字で表現している。 「0」から順に「1」、「2」「3」と進んでいき、 「9」の次は「10」と表現する。 これは、 「9」の次は1桁増えて(進んで)2桁になり、 「10」と表現するということである。 つまり、 「9」の次で1桁進むことから「10進数」と呼ばれている。 ビットの場合は「0」と「1」の2種類の数値しか表現できないので、 「0」、「1」の次は1桁増えて(進んで)2桁になり、 「10」と表現するということである。 つまり、 「1」の次で1桁進むことから「2進数」と呼ばれる。 |
ペイン |
ペイン(pane、Microsoftではペインの表現はしない。他の記事ではよく見かける)とは、
窓枠、(1枚の)窓ガラス、羽目板、碁盤の目、一枠、一区画、
などの意味を持つ英単語。
IT分野では、
操作画面上のウィンドウを複数に分割した個々の領域を指すことが多い。
コンピュータの操作画面で、 画面全体あるいはソフトウェアに与えられたウィンドウなどの表示領域全体を縦横にいくつかに分割して、 それぞれ別の内容を表示することがある。 その際の個々の区画のことをペインという。 「枠」「欄」「領域」などと訳されることもある。 よく用いられる構成は、 左側に縦長のペインを設けてメニューや項目の一覧などを表示し、 右側の残りの領域に主要な編集・閲覧内容を表示するものである。 右側を上下に分割して、 片方のペインをさらに項目一覧などに充てる構成もよく用いられる。 利用者の操作によりペインを隔てる仕切り線を移動して、 各ペインの広さ(の割合)を変更できるようになっている場合もある。 Webページの構成・デザインでも、 ソフトウェアの操作画面にならって、 ページを縦横に分割したそれぞれの区画のことをペインと呼ぶ場合がある。 左右に分割した縦長の領域は「カラム」(column:列)と呼ぶこともある。 なお、WebブラウザおよびHTMLには、 ウィンドウ内部を分割してそれぞれ別のWebページを呼び出して表示する機能がある。 これは「フレーム」(frame)と呼ばれ、 frameset要素とframe要素を用いて指示する。 「ペイン」はページ内のデザイン上の区分を指すことが多い。 一般的な語としての「pain」は、 身体的または精神的な不快感や苦痛を指す言葉である。 また、困難や面倒な状況を表す際にも使われる。 「ペインリニック」「ペインコントロール」など |
右クリック |
マウスの右ボタンを押す操作(クリック)のことをいう。
マウスが左利き用に設定されている場合は、 左ボタンを押す操作(クリック)のことをいう。 |
右クリックメニュー | |
ミドルエンディアン | |
リダイレクト |
ウェブサイトにおけるリダイレクト(redirect)とは、
ウェブサイトの閲覧において、
指定したウェブページから自動的に他のウェブページに転送されること。
URLリダイレクト(URL redirection)とも言われる。
通常はウェブページのURLが変わったときに、元のURLから新しいURLへ誘導するときに用いられる。フィッシング詐欺サイトへの誘導などで用いられている場合もある。 HTTPリダイレクト、metaタグによるリダイレクトやクライアントスクリプトによるリダイレクトがある。 |
リトルエンディアン | ビッグエンディアン |
あ |
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